フラワーバレンタイン  February , 2014 

 TVニュースを何気なく見ていると、男性が妻への愛の言葉を叫びチューリップの花束を手渡す画面が映し出されていました。「日比谷公園の中心で妻に愛を叫ぶ」、通称「ヒビチュー」の催しのニュースでした。
 「セカチュー(世界の中心で、愛をさけぶ)」や「チューハイ(酎ハイ)」や「(ポケモンの)ピカチュウ」は知っていますが、「ヒビチュー」は私には耳慣れない言葉でした。1月31日を「あい(1)さい(31)の日」と定めた日本愛妻家協会と日比谷公園に店舗のあるフラワーショップが主催した、今年で七回目のイベントでした。
 高原キャベツ生産地の群馬県嬬恋村で毎年九月に行われる「キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ」・「キャベチュー」は私も聞き慣れていますが、これも日本愛妻家協会主催で総本部は嬬恋村にあるそうです。

 ニュースを見た翌日、フラワーショップの前で私は思わず噴いてしまいました。
 “1月31日(愛妻の日)〜2月2日(夫婦の日)は、奥様に花を贈る三日間”、“男性から女性へお花を贈る2月14日・・・フラワーバレンタイン”という文字が、目に飛び込んで来たからです。何でも販売促進に結びつけてしまう逞しい商魂には、脱帽です。


 世界各地にバレンタインデーはありますが、女性から男性へチョコレートを贈る習慣は日本独特のもので製菓業界等のPRによって数十年前から定着したそうです。一方四年目となるフラワーバレンタインは、花卉(かき)業界が提唱し推し進めているそうです。町中にチョコレートが目立ってくるとちょっと贅沢な“ごほうびチョコ”を満面に笑みを浮かべて頬張っていた私ですが、最近は血圧・コレステロール・腹囲が気になります。今年はチョコレートではなく、ちょっと高価な“ご褒美フラワー”を買ってみよういう気持ちになりました。

 元々お花大好き人間の私は、花屋へはよく立ち寄ります。年配の男性が花束を買っている微笑ましい光景は、一昔前は滅多に見られませんでした。
 それに比べると今時の男性の多くは、大きな花束を抱える姿もイク(育)メンも自然で様になっています。きっと日常的に、感謝の言葉や愛情を大切な人に伝えているのでしょう。男はこうあるべきだという固定観念が抜けきれない人にこそ、このフラワーバレンタインが浸透していってほしいものです。
 「3月14日のホワイトデー、男性から女性に花で想いを伝えましょう」という広告も、見かけました。
 身の回りに笑顔や花が溢れるのは、大歓迎です。花卉業界も、なかなかやるもんですね〜。
                                        


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