神宮の杜(もり)ルート           December , 2014 


 12月初め渋谷から東京メトロで一駅目の表参道での用事を済ませると、渋谷の次の予定まで2時間以上はありました。ケヤキ並木を走る青い車体のハチ公バス(渋谷駅ー表参道駅ー千駄ヶ谷駅ー代々木駅間循環)を見かけ、遠回りになるのは承知の上で代々木方面行きのバスに乗ってみようと思い立ちました。
 「反対方向のハチ公バスがあるのは知っていますが、これで渋谷まで行っていいですか?」と運転手に聞くと、「料金は100円ですが、時間が掛かりますよ」と苦笑しながら答えてくれました。
 定員35名の車内にある11座席はほぼ埋まっていてバスが止まる度に頻繁に人が乗り降りしており、住民の足になっているのが分かりました。北参道交差点にさしかかると白バイ隊員二名が交通整理をしていましたが渋滞が解消せず、行きははっきりと見えていた東京体育館が帰りはシルエットになっていました。
 よく見えなくなった外の景色に興味を失いかけていた頃バスが右折して青山通りから表参道に入ると、12/1に点灯された電球色のLEDのイルミネーションが目に飛び込んできました。明治神宮前駅方向は車の流れもスムーズで、きらきら輝くケヤキ並木の真中を約1km走り抜けていく気分は舗道からイルミネーションを見るのとは違った爽快感があり最高でした。交通渋滞していなかったらこの感激は味わえなかっただろうと思うと、先程のどんよりとした気分はどこかへ吹き飛んでしまいました。そして、明るい時間帯にもう一度このハチ公バス(神宮の杜ルート)で一周してみようという気持ちになっていました。

 という訳で、日を改めて躊躇していた今年の師走の街巡りをしてきました。
 ハチ公像の尻尾方向にある、渋谷駅ハチ公口から出発です。マークシティと東急東横店の連絡橋下を通過してモヤイ像近くの西口バスターミナルからUターンし、再開発のため来年3月に閉館する東急プラザ渋谷の前を通ってハチ公口とは通りを挟んで向かい側にある渋谷駅西口に着きます。今年の大晦日深夜から元日の午前2時頃まで交通規制が行われるスクランブル交差点のすぐ近くにこれらのバス停があり、交差点は赤色(夕やけこやけルート)やオレンジ色(丘を越えてルート)のハチ公バスの通り道にもなっています。北方向に走ると公園通りの先に神南郵便局電力館前があり、渋谷区役所では赤色のハチ公バスが停車していました。その他に、春の小川ルートのハチ公バス(オレンジ色)の起点にもなっています。
 近くに行くと強烈な印象で目を引く多目的ホールのアイアシアタートーキョー横を抜け、国立代々木競技場とJR線路の間の通りをバスは走って行きます。


中央にオレンジ色バス  ハチ公像      渋谷駅ハチ公口バス停     右にマークシティ      東急プラザ        

渋谷駅西口
    交差点    公園通り     神南郵便局     渋谷区役所バス停      アイアシアタートーキョー

 原宿駅入口を過ぎ明治神宮(原宿駅)の木々を見ながら参道の神宮橋を渡ると、明治神宮前駅があります。ここから神宮前小学校(神宮前交番)表参道ヒルズ表参道駅までケヤキ並木が一直線に延び、日没になると12/25までイルミネーションが点灯されています。表参道交差点手前の秋葉神社を過ぎると、画家・谷内六郎の心和む大きな壁画のある書店建物があります。そこを左折して青山通りに出て南青山三丁目交差点から外苑西通りに入ったバスは、千駄ヶ谷駅方向へ進みます。
 神宮前三丁目はぁとぴあ原宿渋谷神宮前郵便局神宮前二丁目を経て明治公園前を通過すると、2020年の東京オリンピックに向けて改築される国立競技場の照明塔が仮囲いの上から顔をのぞかせていました。千駄ヶ谷社会教育館の次の千駄ヶ谷駅(東京体育館)前を左に曲がり中央線線路と平行している道路を行くと、津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス、国立能楽堂北参道交差点があり、山手線の代々木ー原宿間を走行中の電車後方には神社本庁の屋根が見えました。そして北参道入口参宮橋代々木区民会館代々木一丁目代々木駅を回ったバスは、先程の北参道交差点へ戻ってきます。

 次の国立能楽堂でバスを降りて、千駄ヶ谷駅(東京体育館)までの散策を楽しんでみました。公演がなかったせいか初めて訪れた能楽堂の敷地内には人影もなく、荘厳な雰囲気が漂っていました。門の横の案内板に“食事処 向日葵”“ランチ”という文字があったので行ってみましたが、中庭や廊下や室内の素晴らしさに比べるとセルフサービスの飲み物付きで750〜850円のランチは社員食堂並みでした。
 千駄ヶ谷駅まで続くイチョウ並木は十二月半ばを過ぎているに黄色い葉をつけている木が多く、地球温暖化を実感させられました。東京体育館・メインアリーナ右手の登り坂を行くと屋内プールがあり、その先の陸上競技場のその先に国立競技場の照明塔がありました。道を引き返すと、代々木駅方向にニューヨークのエンパイアステートビルを連想させるNTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)の尖塔が見えました。


原宿駅入口    明治神宮の木々       神宮橋         神宮前小学校      表参道ヒルズ      欅会FLAG

秋葉神社            左に谷内六郎の壁画       南青山三丁目交差点     神宮前三丁目   神宮前二丁目

国立競技場の照明塔        津田塾大学         神社本庁の屋根       参宮橋            代々木駅

北参道交差点        国立能楽堂バス停             

国立能楽堂

事務室・展示室入口           能楽堂     

イチョウ並木        千駄ヶ谷駅         周辺案内    

東京体育館          メインアリーナ        陸上競技場         屋内プール           左にドコモタワー

 ハチ公バス(神宮の杜ルート)は、15分間隔で運行されています。メインアリーナ前のバス停にいると、千駄ヶ谷駅の方から渋谷駅方面行きのバスがやってきました。千駄ヶ谷社会教育館千駄ヶ谷二丁目の次の神宮前二丁目から渋谷区役所までの区間は、往路と同じルートを辿って行きます。
 「次は、○番(バス停名)です」と車内アナウンスがあり停留所にも番号が表示されているので、渋谷駅方面か代々木駅方面か分かるようになっています。外苑西通り(キラー通り)に面している34番(往路は16番)渋谷神宮前郵便局から南青山三丁目交差点に向かうと、角にある今年3月に閉館されオフィスビルとなる予定の青山ベルコモンズの建物が仮囲いされていました。復路は、39番・表参道駅との間に38番・北青山三丁目のバス停があります。青山通りを右折して表参道駅を通り明治神宮前駅を通過すると左に五輪橋、右に神宮橋が見え、神宮橋傍の明治神宮(原宿駅)に止まります。五輪橋は1964年の東京オリンピックにあわせて架けられた橋で、四本の親柱の上の聖火台のようなものに地球儀が乗っています。
 JR線路に沿ってバスが走行して行くので、ラインカラーが黄緑色の山手線や緑色の埼京線の電車を見ながら国立代々木競技場を通り、46番(往路は5番)渋谷区役所に停車しました。その後また国立代々木競技場に立ち寄り、高齢者ケアセンター49番・宮下公園を通過すると、スクランブル交差点の雑踏が見えてきました。そして、終点の渋谷駅ハチ公口に到着しました。
 運行距離15.4km、一周するのに通常1時間35分かかる、ハチ公バス・師走の街巡りでした。


     千駄ヶ谷駅(東京体育館)      社会教育会館        二丁目      神宮前郵便局   青山ベルコモンズ

南青山交差点                 右折して表参道駅へ  左に五輪橋 右に神宮橋  明治神宮バス停     五輪橋

山手線電車       国立代々木競技場     埼京線電車     フロントガラス越しに交差点雑踏      東急東横店





 街巡りをしてみると、普段気付いていない魅力的な場所やや商品が沢山あることが分かります。
 海外には海外の、日本には日本の良さがありますが、日本人が日本の良さを自覚してどんどん発信し発展していけたらどんなに良いことでしょう。
 それが周りの人に幸福と自信をもたらしてくれたら、世の中はもっと豊かになるでしょう。

 来年は、未(ひつじ)年。世界中の人々にとって、
 前途洋々(羊羊)の年になればと願っています。




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