夢 中          やよいちゃん      October, 2007
                           


 数年前から私の耳の底で、『衣擦(きぬず)れ』の音が心地よく聞こえ、いつか着物を着たいとずーっと思っていました。
 あなたが着るならおばあちゃんの着物一式をあげると友達から言われ、昨春初めて着せてもらいました。
 私は背が低く、昔の人の着丈・裄(ゆき)・袖丈が丁度合い、それ以来週一回着付けを習いに通いました。
 当時は、義母の介護の真っ最中。自分を夢中にさせるものが欲しかったのかも・・。着付けから帰っても、夜遅くまで夢中になって一生懸命練習しました。

 一ヵ月半後、長女の結婚相手のご両親が我家に来た時は、長女に助けられながら一人で着ました。
 それから三週間後、友人の送別会へは一人で着て出かけましたが、結構グチャグチャです。





 

おばあちゃんの着物
一式










我 家 に て






友人の送別会







 

 着付けを習い始めてから約五ヶ月後の昨秋、“着物でおでかけデビュー”しました。バスで酒田へ出掛けたのですが、不安なので大きなカバンに洋服一式・靴を詰めて持参しました。
 でも、二日間着物で通す事が出来ました。

 先月は家のリフォームで大忙しでしたが、友達に教えられながら三日間で単(ひとえ)の紬(つむぎ)の着物を縫い上げました。数年前、着物地で洋服を作っていた頃に買っていた反物です。

 昨春初めて着物を着せてもらってから約一年半の間に、120日近く着物を着ています。





酒田市・山居倉庫
単衣・紬




         
       写真は、編集部で加工させて頂きました。
   


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